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ここは西東京の地域をいきいきさせるために生活者ネットワークを利用してやろうという個人のブログです。
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このところ生活者ネットワークへの風は逆風だった。
2005年の都議選では半減。前回の大躍進からの揺り返しがショックだった。
それ以上に、2006年2月の日野で3名全員落選は信じられない事態だった。

なぜなんだ?
一番に考えられるのは、二大政党制への流れの中で、ローカルパーティの必要性がうすれたということだ。首都圏は国政に直結しており、その中では地域よりも国の流れで判断する。そこで二大政党制への再編が大きな要請となっており、そのため都議選では、自民と民主が勝ち、共産が前回の大幅減ついで、さらに減。都議会の二大政党制が開始されたのだ。

それにしても、日野の全員落選は考えられない。

それはただ単に選挙戦の取り組みの失敗や、二大政党制だけのせいにはできない。
そここそがローカルパーティの必要性もある大問題だと思う。

今回候補者選定にあたって,定数減(36から30へ)のこともあり、タケヤブは候補者2名と考えた。極論は1名でもいいと。

なぜならば、ネットの活動で必要なものは議会活動だけだろうか、また、議会対応とは議員だけがすることだろうかと考えるからだ。議会が二大政党制になっていくのなら、窓口として1名残しておいて、これまでの活動実績にもとづいたロビー活動へとシフトすればいい。そして、ネットの本来の活動、地域活動に主眼を置くべきだ。人や活動をネットワークするという本来の活動に徹して、地域や市民の育ちを支えるべきではないか。

活動あってこその代理人であって、なんでも代理人に頼みのネット活動なんてネットじゃない!!とまあ、正論をいってみたりして。

しかし、3名の現有議席の確保が大勢を占め、3名という方針が通ってしまった。
その根拠はものすごくリアルな事情。3名以内と、現在の活動を維持できないというお財布の問題。もうひとつは常任委員会三つに必ず入って情報量を確保するという利点。たしかにそれは大事。議席を減らしたときかつてあった情報がなくなって面喰らったものだ。

でも,以上二つの理由は本質論ではない。
だから、本質を固めることが大事なのだ。

今回、3人全員高位当選を果たした。各陣営候補者を現有議席以下に減らして来たなかで、現有議席3名、うち新人2名と強気にでて、全員高位当選というのは大変な勝利だと思う。この逆風の中でなぜ勝てたのか。その意味をかんがえるところに本質固めへの道が見えるないか。

ひとつには逆風がゆるんだこと。
小泉劇場よりも、安倍劇場の下手さがある。多選による地方自治の腐敗も味方した。その意味でたしかに有利だった。

だが、それだけではないと思える。

今回はローテーション2名。田無地域ははじめての本格的ローテーションだ。このローテーションを成功させるのは、ネットの至上命令だ。ネットメンバーはそのことに真剣になった。タケヤブ自身もそのひとりだ。タケヤブが送りだした森下典子がおりて次へ『バトンをわたす』このことを成功させなければ、森下典子支援とはいえない。そのためには森下の延長線上にある「大友かく子」を絶対に当選させなければならない。タケヤブ同様、各メンバーはそれぞれこのローテーションへの思いを持っていたはずだ。そしてローテーションを語り切ることが、逆にネット運動を見せることになったのではないか。

NTKOネットはこれまでローテーションに失敗していない。また、市民派への転向もない。これは画期的なことだ。その優等生ですら2名のローテーションは初体験。必死になったのだ。


ローテーションは新旧のメンバーを活気づかせる。
新しい候補者についてきた人、
そしてその人にバトンを渡そうとする前からの人、
両方が動くのだ。そのことが運動なのだ。


さて、今回の西東京市の選挙では、格別争点はなかった。合併に賛成か反対か、都市計画道路に賛成か反対かというようなわかりやすい色分けは出来ない選挙だった。また定数減のなかで、既成政党は候補者をしぼり、手堅い選挙をしようとした。

自民、共産は低迷。公明も候補者を減らしてきた。民主も全員が上位というわけではない。桐山氏と森氏が上位当選したのはなぜか。そのことと、ネットの3人上位当選がどういう文脈でつながるのか。

桐山氏の当選について、選挙手法は前回と変っていない。子どもを抱いた全身ポスターの顔だけのポスターの2種類つくって張り替えることも前回とおなじ。違うといえば、駅ペコが長くなったこと。とくに、夕ペコから夜ペコとかなり長時間のペコしてたことか。しかしそれだけで、あんなに躍進するとは思えない。そこで出てくるのが蔵野氏の票が来たというもの。これはタケヤブに真偽のほどが判断できない点。また蓮舫氏との事前ポスターが効果的だったとすれば、これはもう何をかいわんや。

森氏については、都市型選挙としかいいようがないと思う。つまり、かつて社共が集めていた批判票が森氏に集中したということだ。よく言えば良識的、わるくいえば観念的批判票だ。森氏の議会活動での特徴は演説である。森氏の質問によって行政側の答弁が破綻をみせ、なにかあらたな局面が引き出せたということはタケヤブの記憶ではない。彼は延々自説を展開して演説するからである。そのことが市民利益に合致しているかどうかは?であるが、選挙に有利だったことは今回の結果から確かなようである。

この二人がダントツで票をあつめたが、この二人の票を足したよりもネットの三人の票の方が多いということを確認しておきたい。で、その文脈である。

桐山氏が組織であるか、イメージであるかは置くとして、市民派の森氏との異同は日常の活動であると思う。坪井てる子のころからの活動として、独自なものをつくってきた運動体という側面以外にも、市民参加条例の結果、ネットと友好的な関係のある市民が各種審議会/計画策定委員会に参加して、良い計画が実現されているということも重要な側面である。その情報は年に4回ほぼ全戸に配布されるレポートで伝えられる。

『このレポート配布は大変なことなんだけども、電話帳による電話掛けをしていて、読んでるよという声をきくにつけ、大変でもやってよかった、ネットは選挙のときだけ活動してるんじゃなくて、普段からしっかりやってるんだと誇りを持てた。』と総合選対事務局長がこころから嬉しそうだった。

この市民全体をネットワークするという人脈は、地域に根ざして生活している女たちの力である。その人脈が、今回のローテーションでフル稼働し、そのことを市民に見せることが出来た。そこが今回の選挙の勝因だとタケヤブは考える。

ローテーションというマイナス要因をプラスに変えたのである。
これぞ、ネットの力である。
やはり勝つためには本質に至らねばならないのだな。


だから、次の活動目標は明らかだ。
ただただ市民とともに活動することだ。それにつきる。
この困難な現状のなかで観念論/イデオロギーに終始することなく活動を組み立てていくこと。これがネットのすべきことだ。

うん。。。

ようやく選挙のまとめを書き終わり、自分で自分に納得がいき、ちょっと元気でたぞ。
さあ、総会だ。新年度のタケヤブの活動課題はもう部会に提案してある。
ひとりひとりがなにかひとつ考えて、実現すれば、それは大きな力になるんだけどなあ。そういう個人を育てること、これはネットの永遠の課題だ。
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今日、電話掛けをしていて、支持者の男性と話し合った。

これまで生活者ネットワークを支持していた。
しかし、失望した。中学校給食の実現を公約にしたから。
それはバラマキではないか。給食費の不払いをどう考えるのか。

ネット支持者のなかに、給食反対派は結構いる。親が作るべきだと考えるからだ。
しかし、現実にはそれは少数派だ。働く母親が多くなり、食事の内容が貧困になり、子ども達の食が貧しくなっていることも、また現実だ。したがって給食の提供は必要なことなのだ。理想と現実。その狭間でやはり、給食実現を取り上げざるをえなかった。

親のニーズに応えて、給食を決断したのではなく、子どもの必要性を考えてのことだ。それがたまたま選挙と重なれば、バラマキに見える。厳しいよなあ。選挙のなかで、敵対党派があるから、公約の中の優先順位があがったぐらいのことはあると思う。正直言ってね。

だいたい、給食に地場野菜を導入をしようと,一軒一軒農家をくどいたのは茂木千佳子(3人目の代理人)だ。その努力が実り、給食に地場野菜が導入され、全ての小学校に学校菜園がある。給食の安全基準作りにも努力した。O157のような細菌類だけでなく、添加物や国産へのこだわりなど、審議会でもんできたのもネットなのだ。それなのに、よその男達が勝手にバラマキで深く考えもせず、出来合いの餌を提供するように「中学校給食の実現」なんかいってほしくない。

いやいやいや。そういうことはいうまい。
問題は市民なんだ。
給食費不払いはどうしようもない市民の不見識である。それをただすべきは市民自身である。また、ほんとうに払えない人たちのためには、就学助成金の中から払うという手もあるだろうし、あまりに悪質な不払いの場合は、保育料や、学童の料金の場合のように、支払い計画を提出しない限り、措置を再検討するのと同じような方向も考えられるのではないか。だからこそ、市民がやるべきことと行政がやるべきことをしっかり市民と行政で仕分けし、市民が行政をコントロールする力をつけなければいけないのだ。

というわけで、件の男性には再度支持をとりつけた。
よかったっ。

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ILLUSTRATION BY nyao